バッグ ファブリックのコト

◇Everyシリーズ:FABRICについて◇ まるでコットン!?な大人カジュアル素材

今回はEveryシリーズのFABRICについて。Everyシリーズは素材にこだわってまして生地屋さんとあーだこーだ言いながら生まれた企画です。色々と試行錯誤の末に見つけた素材は、バッグではあまり見慣れない風合いのせいか展示会ではバイヤー様が手にとららる率NO.1のシリーズです!

バイヤー様にヒアリングしていくと、「あまり見寝れない素材感だけれども、バッグの形状にしっくりと馴染んでいるのが目を引く、一体どんな質感なのか触って確かめたくなる」そうです。

Everyシリーズからトート(L)とトート(S)

こちらがEveryシリーズの生地カットになります。

拡大すると素材感がつたわるでしょうか。目の細かなコットンライクな素材は例えるならステンカラーコートやチノパンツの素材に近いと思います。用途としてはバッグよりはアパレルで使われる生地です。

特徴としてはコットンの様な風合いなのですが実はポリエステルなので撥水性や速乾性などの機能を持ち合わせています。生地メーカーさんの売り文句は「まるで綿」だそうです。確かにまるで綿!笑

コットンの様な風合いでもシッカリ撥水!

こんな感じで水滴を垂らすとコロコロと弾いてくれます。ナイロンバッグだとハードすぎる見た目や、シャカシャカ感、またはアウトドア感が出てしまいががちですが上品なカジュアルティストで撥水性があるのは良い素材感だと思います。天然繊維と化繊の良いトコ取りをしたようなハイブリッドな素材です。

もう1つ大きな特徴として色落ちに強いです。デニムに代表されるようにキャンバスは濃色を中心に色落ちします、とくに雨の日は濡れて色落ちしやすいシチュエーションです。けれどもこの生地は撥水性がありしかも素材自体も色落ちに強いので天気を気にせず使用いただけます。

キャンバスだとカジュアルすぎるところ、この生地だとカジュアル感を抑えた大人っぽい仕上がりになります。ただ生地自体は薄くコシの無い仕上がりなりそうでしたのでSiiLoでは裏に厚みやコシを出す加工を施しました。

こちらが裏に加工を施して作った1stサンプルです。テープ部分の白いのはデザイン修正中のダミーになりますので気にしないでください。適度な弾力が生まれてバッグに適した生地感になりました。ツイルっぽい素材感からかどこなくトラッドな雰囲気も良しというころでした。

生地屋さんも「この生地でバッグ作った人は知っている限り初めてです。思っていたよりもずっといい感じで安心しました」と言われてました。生地屋さんも大丈夫かなと思っていたみたいですね。

そして完成したのがコチラ!

丁度いいサイズ感なショルダーバッグ!
女性におすすめなトート Sサイズ
肩掛けOKなざっくりトート!

いかがでしょうか?どことなくクラシック&トラッドな雰囲気に仕上がりました。このオーセンティックな雰囲気はキャンバスで出すのはちょっと難しくこの生地ならではのオーラですね。バイヤー様がこぞって触りたくなってしまうEveryシリーズこだわりのファブリック!ぜひ手に取って御覧になって頂きたく思います!

素材だけでなくバッグ自体もお話したいこだわりや便利ポイントがあるのですがそれはまたの機会に!

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