財布のコト

◇Bookシリーズ◇ レザーの経年変化について

今回はBookシリーズで使用している革について。革の財布で良く質問されるのが経年変化、革好きなら使い込んだエイジングは気になるところ。やっぱり使い込んで良い感じにカッコよくなった革を見るとますます愛情が湧いてきますよね!

Bookシリーズで使用しているレザーはインポートのカーフレザーになります。カーフらしいきめ細かなシボ感や、ソフトでモッチリとした手触りのレザーになります。あと気に入っている所は革の色、この革はOAKがすごく良い色なんです。まるでCAFEのような肩ひじ張らない洒落感のモカブラウンは一般的なブラント違って被りのないおススメカラーです!

カフェ色のオススメ色!OAK!
◇カーフレザー◇
カーフレザーとは、牛革(カウレザー)の一種で生後6ヵ月以内の子牛の革、「calf(カーフ)」とは「子牛」を意味します。
子牛から作られるカーフレザーは非常に薄く、柔らかく軽い特徴があります。毛穴がキュッと小さくきめが細かくて、すべすべな質感も人気のポイントです。子牛の為、個体が小さく成牛と比べて取れるサイズが少ないため希少性もあります。

Bookシリーズのカーフレザーは、ナチュラルなシボとシュリンク感でソフトなコンビ鞣しをしています。なるべく顔料を塗らないような素上げ感でカーフ本来の奥行きのある表情を大切にしました。使うほどに手に馴染む質感を楽しんで頂きたいなと思っています。

それでは、ディレクターが実際に約2年間使用してみたサンプルをご紹介します。

ちなみにディレクターが使っていた形はBookシリーズのCoin&Card WalletのCAMEL(51004‐25)です。¥10000で日本製という超コスパウォレット、そして使い勝手が最高にちょうどいい財布です。モノがあまり入らないミニ財布よりも、ソコソコ物が入ってコンパクトに仕上げたこのモデル。

車で例えるならミドルサイズのミニバンの「フリード」や「シエンタ」のような存在。軽でもなくミニバンでもない正にちょうどいいサイズ感!

ハイ、経年変化の話しに戻します。上が新品のモデル、下が約2年使用のモデル。下の方が色が濃くなってツヤ感も増してピカピカしているのが分かりますか?

別カットの方が分かりやすいか?こちらの方が違いが分かりやすいかも。使用にあたって特に革クリームなどのケアはしていません、ただ普通に使っていただけです。良い感じの飴色になってますね~、血筋の跡も革っぽくてカッコいい!

新品の時は血筋の線が気になってしまう人もいるかもしれませんが、使い込むとシワのような味が出てきて良い表情になると思います。カーフレザーは子牛の革の為、革自体の1枚の面積が小さく、取る部位によってシワやシボ、血筋など革の表情も異なるものが多くなります。それぞれが1点もの為、使い込むと自分だけでの味わいが生まれてくるのも魅力!だと思って頂ければと思います。

上から見た写真、SiiLoのブランドロゴは少し薄くなったかな?けれども色の違いは一目で分かります。あと上の方が少し小さく見えるのはなんででしょう?笑 おそらく中にお金やカードが入っているので財布が太った分、小さく見えるのかなと思います。

革に刻まれた血筋やシワ感が味わい深い!

いかがでしたでしょうか?CAMELだと経年化が分かりやすいかなと思いまして、今回はCAMELでモニターしてみました。革ってデニムのような経年化が楽しめたり、新品よりも使い込ん方がカッコよく見えたりする面白い素材です。

今回の変化の様子を参考に、デニムのように自分だけの財布に育ててもらえたらと思います!

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