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◇DEEP BLUEシリーズ:FABRICについて◇NAVYにこだわった!サスティナブルナイロン。

今回はDEEP BLUEシリーズの素材について。DEEP BLUEシリーズはSiiLoで初となる鞄の街「兵庫県豊岡市」にて生産をしたシリーズです。そして豊岡とSiiLoとの縁を繋げてくれたのがDEEP BLUEシリーズで使っているファブリックなのです。

こちらがDEEP BLUEで使用のファブリック、一見すると上品な見た目のツイルナイロン。普通のナイロンと異なるのはリサイクルナイロンということ。ある海洋プラスティックごみを原料として生産された素材です。あるごみとは?それは海洋プラスティックごみの中でも大きな割合を占めているのが廃漁網、漁師さんが魚を取るのに使用しているアレです。

廃漁網の画像、ちなみに撮影したのは私です。笑 このシリーズのリリースを決めた時に海に行って撮影してきました!この漁網が主となる原料になっているナイロンになります。漁網再生ナイロンと言ったりもするみたいです。

このナイロンを使用した鞄づくりに取り組まれていたのが豊岡鞄で、SiiLoが合同展示会に出展していた時に縁あって知ることとなりました。私自身もサーフィン(万年初心者ですが。。上手くなりたい。。。)をするのでシーズンは海に行くことが多く、サスティナブルの意義、SiiLoを通じて何か発信することに協力ができればetcetc,,,,もろもろの想いもあり豊岡の工場まで足を運び、話し合いを重ねて生まれた企画でもあります。

それともう1つファブリックとして気にいったポイントがありまして。それはNAVYの色。このナイロンのネイビーはとにかく濃い!一見するとブラックに見えるくらい濃いNAVYの色がとにかくカッコいい。黒ほど深く沈まず、黒のような合わせやすさを持つオーセンティックなNAVYは生地として中々お目にかかれない絶妙カラー。

こちらがスワッチ(見本帳)の画像、上がNAVYで下が黒。ほとんど見分けがつかないんです、普通はもう少し黒と違いがはっきりと分かるNAVYを作ることが多いのです。商売目線でいうと似ていると間違えやすいのと、色が近すぎても売れないからです。けれども黒と間違う位の濃いNAVYはめちゃめちゃスタイリッシュ。

カラーもNAVYでは無くディープブルーという名前になっていますね。勘のいい人ならピンと来ていると思いますが、SiiLoのシリーズ名は今回コチラから頂いています。笑

もちろん深海を思わせる深い藍色が生地のイメージとピッタリだとか、海にまつわる原料とディープブルー(深海)という海を連想する言葉の共通性など理由はいろいろあります。なので安易にパクったというよりは同じネーミングに行きついたという感じで思って頂けると幸いです。。。

なのでDEEPBLUEシリーズはNAVYしか色がありません。(黒は先ほど説明した通りNAVYと似すぎているので)1色展開というもの寂しいのでプリントカラーで色数を出しています。本体カラーは共通のNAVYにホワイトプリントとブループリントの施しました。

イメージは白波のホワイトとブルーです。本体の濃いNAVYが海でそこに白波が立っている。そんなキレイな海になるお手伝いができればなという感じで表現してみました。プリントのアイコンになっている「XXX」は漁網の網を連想したアイコンです。

そしてDEEPBLUEシリーズには知ってほしいポイントがもう1つ!ショルダーベルトで使っているテープ素材、こちらも漁網からできているリサイクルテープとなっています。リサイクル素材は原材料をリサイクルをする工程があるので、通常の素材と比べるとコストが高くなることが多く、DEEPBLUEのファブリックも例外ではなく通常のナイロン素材の倍くらいコストが掛かります。テープ素材も同様で高コストが掛かっています。

SiiLoでは比較的リーズナブルな価格設定でDEEPBLUEシリーズを生産しています。サスティナブルという意義や廃漁網から生まれるプロダクトの存在、そして取り組みをされている豊岡鞄さん。ファッションやSiiLoを通じて知ってほしいことが多く、高額で手に取りづらいプロダクトよりも馴染みある価格帯でリリースすることに決めたからです。

なのでめっちゃ利益削ってます。。。けれどもそれくらい知ってほしい価値あるファブリックを使っています。語りだすときりがない漁網再生ナイロンですが、本当にカッコいいNAVYの色合いですのでぜひチェックしてもらえると嬉しいです!それではまた!

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