バッグ ファブリックのコト

◇Brtシリーズ:FABRICについて◇ ブリザテックナイロンとは??

SiiLoの定番であるBRTシリーズ。こちらで採用しているナイロンは「ブリザテックナイロン」というナイロンを使用しています。なんだか名前もカッコ良さげなこのナイロン。名前だけでなくややマットでツヤ感控えめ、どことなくコットンライクな見え方で見た目もカッコいいナイロンです。

ディレクターのお気に入りファブリックの一つですね。このブリザテックナイロンは高機能ナイロンでして幅広いシーンで使用されるバッグとも非常に相性のいい素材だと思っています。そんなブリザテックナイロンについてのお話です。

Breathatec(ブリザテック)
◇TORAYの透湿防水素材、生地表面の水ははじき、撥水・防水性能と内部に滞留した湿気を外部に放散する性能を兼ね備えた高機能素材。
◇防・撥水・透湿三層素材  耐水圧11000㎜レベル 透湿度8500g/m/24hレベル

まとめるとこんな感じなのですが難しい言葉で良く分かりませんよね、何となく分かる!って方は中々のアウトドアマニアではないかと思います。簡単にまとめてみます。

3層素材なので表と裏で色や素材感が異なります。

まずは通常のナイロンと違って3つの素材を貼り合わせた3層素材となっている、雨などの水は弾いたり防水したりと防いでくれます。けれども湿気は逃がしてくれるので蒸れは軽減します。なのでアウトドアシーンのマウンテンパーカーやウェアなどに使用されている素材です。

そして3層素材の適度なハリやコシがバッグのフォルムを作り出すうえでちょうどいい感じなんですよね。ペラペラでもなくガシガシでもない適度な硬さは1層では中々際限が難しい気がしますね。

こんな感じでしっかり撥水してくれます。

よく似た機能をもつナイロンだと有名どころでゴアテックがありますが、バッグメーカー目線から見るとゴアテックスよりも扱いやすくカラバリも豊富なのかなと思ったりしています。

ではスペックで出てきた耐水圧についてです。耐水圧とは「どのくらいの水の圧力に耐えられる防水性か」を示す数値です。数字が大きいほど防水性が高くなります。レインウェアなどで用いられる数値です。数値ごとに見てみると、、、

耐水圧300㎜→小雨・・・耐水圧2000㎜→中雨・・・耐水圧10000㎜→大雨・・・耐水圧20000㎜→嵐 といった感じです。ブリザテックは11000㎜なので大雨くらいの耐水に耐えうるということです。もちろんバッグの場合ファスナーや縫い目等の隙間から濡れることも在りますが、ちょっとした雨なら全然大丈夫です。

SiiLoではブリザテックタグをつけています!

そんな優秀ナイロンのブリザテックですがタグもあります。こちらのタグはブリザテック商品すべてについてるわけではありません。SiiLoでは分かりやすいようにブリザテックの証でもあるタグを付けています。タグにも説明があるので機能性などを見てみてください。

Brt ヘルメットディパック クリックすると商品ページに移動します。
Brt 2ルームサコッシュ クリックすると商品ページに移動します。

SiiLoではリュックとサコッシュの2タイプを展開しています。シリーズ名のBrtもBreathatec(ブリザテック)から取った名前です。スマートな見た目な3層素材の高機能ナイロン、ブリザテックについてでした!

Brtシリーズを見かけた際はタグや素材感、ハリ感や生地のコシなどもチェックしてもらえると嬉しいです。宜しくお願いします!

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